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年金担保で借りたい!即日融資はできるのかも要チェック!

シルバー世代の多くの人が、年金を受給していることでしょう。長年の積み重ねが老後の安心として、家計を支える重要な収入ですよね。

でも、やっぱり緊急でお金を借りたい時もあるかもしれません。年齢が高いとキャッシングやカードローンの審査に通るのは難しいため、悩みどころのひとつではないでしょうか。

そんな時に考えてしまうのが、年金を担保にお金を借りられるのでは?ということ。その方法を検討するシルバー世代は決して少ないわけではないようです。

実際に年金を担保にしてお金を借りられるのでしょうか?また、緊急時に助かる即日融資は可能なのでしょうか?

いきなり結論!年金担保の民間からの借金はアウト!

年金を担保にしてお金を借りるということは、苦しい状況の高齢者であれば、一度は考えることかもしれません。しかし、結論から言ってしまうと、あまり良い結果はお答えできません。

年金を担保にし、民間の業者からお金を借りることは、法律で禁止されています。

自分の収入なんだからいいじゃないか、と思う人もいることは分かりますが、年金の性質は「生活を支える重要な収入」と定義されています。質に入れるような方法で利用することは望ましくありません。

  • 民間で年金を担保にした貸金業者は違法

年金を担保にしてお金を貸し借りすることそのものが法律で禁止されているため、民間でそのような行為を行う業者は、当然ながら違法な存在です。違反すれば罰則も存在しています。

金銭に困った高齢者を狙った詐欺事件や金銭トラブルが起きた経緯があるため、国としてもかなり厳しく取り締まる方針を取っています。もしも「年金担保でお金を貸しますよ」という業者を見かけても、関わらないで下さいね。

もしかして公的な許可を受けてるかも…そんな業者はありません!

どうしてもお金が必要だと思っている時、もしかすると「ウチの会社は公的機関の許可を得ているから大丈夫ですよ!」と近づいて来る業者がいるかもしれません。もちろんそれも違法業者です。

彼らの多くは以下のようなことを言いながら近づき、違法な貸付をしようと躍起になってきます。

  • 公的機関の許可を得て経営していると嘘をつく
  • 返済のためと偽り、年金証書、銀行の通帳や印鑑を預かる
  • 年金の振込口座から、自動振替で返済手続きをさせようとする

もしもあなたの前に「信用できるかも?」と思えるような業者が現れた時、この中のどれかひとつでも口にしたのであれば、確実に違法業者です。年金を全てだまし取られてしまう可能性すらあります。

そもそも、前述の通り、民間業者が年金を担保にした貸付を行うことはできないのです。

どれほど信用できると思ったとしても、それは錯覚にすぎません。毅然とした態度で追い返して下さい。

持ち家がある人にオススメ!リバースモーゲージで資金確保!

もしあなたが持ち家の名義主であれば、年金を担保にしなくても、お金を都合する方法があります。国策として始まり、今では民間の銀行でも商品として取り扱っている、リバースモーゲージを利用してみましょう。

【リバースモーゲージとは】

持ち家を担保としてお金を借りる融資方法。自宅に居住したまま利用できる融資であるため、住む場所の心配をする必要がないという利点がある。

担保とした住宅の評価額を融資金として借りることができ、かつ、存命中は元金返済の義務がない。返済は契約者の死後、住宅を債権者(銀行)に譲ることで行われる。

借入可能な金額は、住宅の価値によって変わって来ます。こちらはリバースモーゲージを取り扱う銀行が評価をつけることになります。

評価から算出された借入可能額を全て一括で借りることもできますし、必要な時に必要な金額だけを借りることも可能です。

基本的には返済の心配が全くない方法ですので、持ち家のあるシルバー世代に人気の融資方法となっています。違法業者に年金を騙し取られるより、こちらの方法を検討してみてはいかがでしょうか。

高齢者でも借りられる!シルバー世代対応の融資会社!

リバースモーゲージを利用するのは嫌だ、でもお金を用意したい時もある…。そんな人はシルバー世代に対応した、カードローンやキャッシングを利用することもできます。

多くのカードローン、キャッシングの申し込み資格の中には、「安定した収入を持つ方」という文言があることでしょう。年金はれっきとした「安定、かつ継続した収入」として認められますので、申し込みをすることが充分に可能なのです。

年金を担保にするわけではない方法ですので、もちろん違法ではありません。有名な銀行や大手の消費者金融など、安心して利用できる金融機関から、シルバー世代に向けた商品が発売されています。ぜひチェックしてみましょう。

銀行は少し若い世代向け?申し込み資格に注目!

銀行から発売されている融資商品の中で、日常生活で手軽に利用できるのは、やはりカードローンが一番です。銀行が取り扱うものだけあって、信用度は抜群ですよね。

項目 内容
融資形態 カードローン
金利傾向 他の金融機関よりも低めであることがほとんど
その他特徴 銀行発行のため利用への心理的ハードルが低い
申し込み可能年齢がやや若い商品が多い

銀行が発行しているカードローンの特徴は、まず、金利が低いことが挙げられます。これはご存知の方も多いでしょう。家計を考えると、かなり嬉しいポイントですよね。

また、シルバー世代の中には、消費者金融に消極的な人もいることでしょう。その点、身近な存在である銀行の商品であれば、利用までの心理的な葛藤があまり生まれないのではないでしょうか。

しかし懸念する点として、銀行のカードローンは、申し込みの上限年齢がやや若く設定されていることが多いということです。商品によっては満60歳まで、幅広くしても65歳となっているケースが目につきます。

銀行のカードローンを利用するのであれば、年金受給が始まってすぐの年齢の人が考えるべき手段だと言えるでしょう。心当たりがある人は、早めの申し込みを検討してみて下さいね。
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上限年齢高め!消費者金融なら期待大&即日融資も可能!

消費者金融が取り扱っているキャッシングのブランドは、いずれも審査が早く、即日融資が可能なこともあります。急ぎの資金調達の時には最大の魅力ですね。

項目 内容
融資形態 キャッシング
金利傾向 銀行カードローンよりも高いことが多い
その他特徴 申し込みの上限年齢が高い
審査が早い

消費者金融のキャッシングは、金利が高いことをまず認識しておく必要があります。もちろん法定金利内ではありますが、銀行と比較すると、数%の差が出ることも珍しくありません。申し込みの時にはよく検討して下さいね。

申し込みの上限年齢は、銀行のカードローンよりも幅広く設定されている商品が見受けられます。

特に大手の消費者金融では、最大で69歳まで申し込みが可能となっていることもあり、シルバー世代には見逃せない存在です。

即日融資も可能な会社が多いため、急ぎの時には本当に頼りになります。また、独自サービスとして、初回の借入時であれば、一定期間無利息で利用できるということもありますので、会社を選ぶ時にはお忘れなく!

公的制度アリ!年金担保貸付制度を使ってみよう!

銀行カードローンも消費者金融のキャッシングも、申し込みの上限年齢があります。では、それを超えてしまう年齢の人はどうするべきでしょうか。

  • 年金担保貸付制度を利用する

読んで字のごとく、年金を担保にしてお金を借りることができます。民間による年金担保貸付は違法ですが、こちらの制度は公的なものであり、利用をすることは全く問題ありません。

むしろ、金利が一般的な融資商品よりも低く、年金受給者でも充分に計画的な返済をすることができるようになっています。

  • 独立行政法人福祉医療機構
  • 日本政策金融公庫

年金担保貸付を行える存在は、日本でこの2つだけです。加入・受給している年金の種類によって利用先が変わります。

この2つ以外の機構・民間会社が年金担保貸付をうたっていた場合、確実に違法ですので、関わらないようにしましょう。

国民年金・厚生年金利用者向け!独立行政法人福祉医療機構

独立行政法人福祉医療機構は、国民年金、厚生年金を利用している人に向けた貸付機構です。金利が非常に低く、収入が少ない人でも安心して利用することができます。

項目 内容
名称 独立行政法人福祉医療機構
申し込み資格 国民年金、厚生年金を受給している
限度額 10万円~200万円の間で、
受け取っている年金の80%までの金額、
かつ一度の返済金の15倍までの金額
金利 1.9%
※平成29年7月現在
特徴 保証人が必要
即日融資 不可能
(約3週間~1ヶ月必要)

カードローンやキャッシングと比較すると、少々煩雑な手続きや計算方法が必要になりますが、確実に安心して借りられるというメリットには変えられませんよね。

1.9%という驚きの低金利は、公的な制度ならではと言えます。

ただ、保証人が必要ですので、申し込み資格を満たすのは少々大変かもしれません。

保証人のあてがある人であれば、真っ先に考えたい融資方法ではないでしょうか。

その他の年金はコチラ!日本政策金融公庫

日本政策金融公庫は、恩給、共済年金、災害補償年金を利用している人に向けた融資を行っています。現役時代に公務員だった人が使えると考えておくと良いでしょう。

項目 内容
名称 日本政策金融公庫
申し込み資格 恩給、共済年金、災害補償年金を受給している
限度額 250万円
受給年金の2~3年分以内
(年金の種類により異なる)
金利 0.36%~1.8%
(年金の種類により異なる)
※平成29年7月現在
特徴 年金の種類により限度額、金利が違う
保証人を必要とする
即日融資 不可能
(約3週間~1ヶ月必要)

日本政策金融公庫は、やはり保証人を必要とします。基本的には返済を日本政策金融公庫が管理するため、迷惑をかける可能性は低いのですが、理解のある人にお願いしましょう。

限度額や金利が年金の種類によって変わるというのも特徴です。ご自分の年金の種類を改めて確認して下さいね。

独立行政法人福祉医療機構、日本政策金融公庫の二つとも、即日融資には対応していません。

申し込みから審査、借入までは、長いと1ヶ月ほどかかることもありますので、余裕を持った申し込みが理想です。

高齢者でも大丈夫!年金があれば安心借り入れ可能!

高齢者がお金を借りるとなると、様々なハードルがあると言われるでしょう。年齢、収入の壁はそれほどまでに高いと感じてしまいます。それに付け込んだ悪徳業者にも気を付けなければいけません。

しかし、知識さえあれば、年金や資産を上手に活用し、年齢によってはキャッシングやカードローンも可能です。それ以上の年齢でも、必ずお金を都合する手段は整えられています。

もし行き詰まることになったとしても、そこまで心配する必要はありません。年金はれっきとした安定収入ですし、公的機関であれば担保にも使えます。自信を持って申し込みを検討して下さいね。

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