即日融資の審査は甘い？悪徳業者に注意しよう！

緊急でお金を借りる時、即日融資を求める人が多いでしょう。できるだけ厳しい審査がない方がいい、と思っても、中々ないのが現実です。

調べてみると、審査が甘い業者を探している人がかなりいるようです。実際に審査が甘い業者はあるのでしょうか？

でも、ひとつ気を付けておきたいことがあります。「審査が甘い業者は危険！」という噂を聞いたことがありませんか？本当かどうか、即日融資や審査の性質と共に考えてみましょう。

スピード審査はなぜ可能？優良業者の審査技術に注目！

昔は審査に時間がかかり、利用まで一週間以上を要しても珍しくなかった個人の小口融資。キャッシングやカードローンが一般の人に浸透していくにつれ、その審査スピードも早くなりました。

• 以前に比べて飛躍的な審査技術の向上

お金を貸すことに特化したキャッシング、カードローンは、審査項目を厳選し、より無駄を省き、スピーディな審査を実現しています。このスピードがあるからこそ、即日融資が可能になっているのです。

審査が早いことを「審査が甘い」と表現する人もいますが、それは間違いで、審査するべき項目はしっかりと行っているのが現実です。

審査の厳しさそのものは、今も昔も一切変わっていないどころか、昨今の小口融資に関するトラブルを受け、一層厳しくなっていると言っても過言ではないのです。

技術活用！機械的な判定がスピード審査の鍵！

スピード審査を実現した理由の中に、機械的な判定ができるようになった、というものがあります。つまり、人ではなく、機械が申込者の情報をチェックすることが可能になったのです。

• 機械的に個人情報をチェックする（仮審査）
• その他に問題がなければ人間が最終判断を下す（本審査）

仮審査、本審査と言う言葉は、金融機関によって多少異なります。しかし、このような順番で審査が行われていることが多く、即日融資に対応している大手金融機関でれば、ほぼ確実に採用している手法です。

機械判断ができるため、人が割く時間を節約できるようになり、結果として確実に、そして安全に即日融資を提供することができるというわけですね。

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機械判定なら嘘でも平気？いいえ、バレたら警察案件！

自分の信用情報に自信がないと、即日融資の審査に落ちてしまうのでは？と心配する人も少なくないのではないでしょうか。ここでまた「審査に落ちた」という情報がプラスされてしまうのは、何としても避けたいですよね。

• 機械判定なら嘘の情報でも騙せるのでは？

こんなことを考えたことがある人がいませんか？それはあくまで、考えるだけにとどめておきましょう。確かに、個人情報などをいかにもそれらしく装えば、機械を騙せるような錯覚に陥るかもしれません。

しかし結局は人間が最終チェックを行います。ここで確実に不正が明らかになってしまうと考えて下さい。

• 身分証明書など証明書類の徹底チェックで必ずバレる
• もしもバレた時には逮捕される可能性が非常に高い

証明書類は必ず徹底的にチェックされます。他人になりすましをしようにも、かなりの確率で見破られるということです。

また、もしもなりすまし、あるいは個人情報をごまかしてお金を借りようとしたことが明らかになると、警察に通報され、逮捕される可能性が非常に高くなるのです。

金融機関側も万全の態勢を整えています。逆を言えば、真っ当な利用者からすれば、安心してお金を借りられるということにも繋がりますね。

本当に大丈夫？審査が甘い業者を発見！

では、審査が甘いと言われる業者の全てが安全なのでしょうか？そうは言えないのが現実です。中には即日融資やスピーディな審査をうたい文句に、違法な貸付をして莫大な利益を得ようとする、違法業者が存在します。いわゆる闇金ですね。

• 信用情報に問題があり、他社では借りられない人を誘う
• 違法な高金利で異常に高い利息を求めようとする
• 返済に問題があると違法な取り立てを行う

スピーディな審査を売りにしている業者の中には、残念ながらこのような闇金が存在しています。法に則って営業している金融機関からすれば、たまったものではありません。また、被害に遭った人も大変な思いをすることになります。

審査が早い、審査が甘いと言われている業者を発見した時には、違法業者であるかどうかを見抜く必要性があります。

面倒なことだと思われるかもしれませんが、安心してお金を借りるためには非常に重要なポイントなのです。

自分の身は自分で守る！知っておきたい貸金業法！

消費者金融や信販会社といった業者は、「貸金業者」というカテゴリーに分類されています。個人への小口融資が主な業務となり、金利から生じる利息を利益として経営しています。

この時、貸金業者が必ず守らなければならない法律があります。それが貸金業法と呼ばれるものであり、利用者に不利な貸付を行わないよう、厳密に定められた法律です。

• 新規参入業者は純資産を5000万円以上
• 各店舗に資格を持った者を配属しなければならない
• 上限金利を20％とする
• 闇金に対する罰則の強化

業者に関係する貸金業法としては、このような内容があります。いずれも闇金には厳しい条件となっています。闇金は大きな事業展開をせず、少額を扱い、短期間で荒稼ぎをすることが多いため、純資産5000万円は有効な抑止力です。

また、各店舗に資格を持ったスタッフを配属しなければならないということも、闇金にとっては面倒な手続きでしょう。もしスタッフがいないと知られれば、その時点で違法営業が確定し、刑事罰の対象となります。

上限金利も20％とされ、これ以上の設定をしているところは闇金だ！とすぐに分かるようになりました。20％を超えた金利で営業すれば、こちらもたちまち刑事罰の対象です。闇金に対する罰則もかなり強化されています。

業者側に関係のある貸金業法は、このような項目となっています。もしもこの項目に反するような業者を見つけたら、たとえお金に困っていても、絶対に関わらないようにしましょう。

こちらもチェック！あなたに関係する貸金業法の項目とは

貸金業法の項目の中でも、業者側に関係する項目をご紹介しましたが、貸金業法は利用者にも覚えておいて欲しい項目があります。意外なところで影響してくるかもしれませんので、簡単にでも覚えておきましょう。

項目	内容
総量規制	年収の三分の一以上の借入はできない （一社、複数社に関わらず借入合計金額）
専業主婦の借入	配偶者の同意を必要とする
収入証明書の提出	50万円以上の借入には収入証明書の提出が必要
信用情報の登録	利用ごとに信用情報機関に情報登録される

いずれも借入をする側、要は利用者に深く関わる項目です。特に総量規制は、希望通りの金額を借りられるかどうかで悩む人もいるようです。

しかしこの項目は、返済能力以上の借入をしないよう、いわば利用者保護のためのものです。返済しきれずに債務整理、果ては自己破産とならないよう、法律が最初からストッパーを用意してくれているわけですね。

その他の項目も、無茶な借入をしないよう、非常によくできた法律です。不便を感じることがあったとしても、結果としては利用者をしっかり守ってくれるものですので、理解した上で借入をしていきましょう。

また、これらの項目に反するような貸付でもOK！としている業者があれば、それこそ闇金である証明になります。

自分の身を守るためにも、良い判断材料として覚えておくと良いかもしれませんよ。

危険を避ける！違法業者を見抜いて関わらないこと！

では、具体的に違法業者を見抜く方法を考えていきましょう。一見分かりにくく偽装している小賢しい闇金ですが、ポイントを抑えれば、かなりの精度で正体を見破ることができます。

チェック項目	内容
小規模の会社を装う	闇金は小規模消費者金融の中に 紛れ込んでいることが多い
固定電話番号を持たない	正規業者は固定番号を必ず持つ
貸金業登録番号がない	貸金業は都道府県の許可と 許可に対する登録番号が必要
金利が20％以上	法定上限金利は20％

このようなポイントをチェックしていくと、違法業者であるかどうかが分かりやすくなります。会社の規模や電話番号を、まず気を付けてみてみると良いでしょう。

上限金利は先にも説明した通り、20％以上を設定することはできません。違法業者は20％を超えた金利を提示することが少なくないため、やはり分かりやすいポイントになるでしょう。

最近は巧妙に！念には念を入れてチェックして！

とはいえ、最近の闇金は非常に巧妙になってきています。闇金を見抜く利用者が増えたという証明でもありますが、やはり厄介であることに変わりはありません。

• 大手消費者金融、企業と似た社名を使い、正規業者と誤解させる
• 固定電話の転送サービスを利用し、固定電話があると見せかける
• 実際に他社が利用している登録番号を勝手に表記する

このような手段を用いる闇金が出始めています。これはかなり分かりにくくなり、騙されてしまう人が増える原因にもなっています。対策としては以下のことを意識してみましょう。

• 似た社名を持つ大手企業の方に確認の問い合わせを行う
• 表記されている固定電話番号をネット検索する
• 金融庁で登録番号を検索し、社名との一致を確認する

手間がかかるのは事実ですが、安全な融資を受けるための手間だと思いましょう。

即日融資を受けたいくらい急いでいる人には惜しい時間かもしれませんが、犯罪に巻き込まれないためにはぜひ頑張って欲しいところです。

闇金はほんの一部！小規模でも正規業者がちゃんとある！

闇金を用心するあまり、小規模の業者全てを疑ってしまうことになるかもしれません。しかし、ほとんどの小規模業者は、きちんと法律を守り、都道府県知事の許可を得て、登録番号を持って営業している正規業者です。

テレビや雑誌で宣伝するほどの企業力はないものの、地元に根付き、数十年もの経営を続けている会社もあるほどです。そういった会社は即日融資に対応していることも多く、安心して利用しやすい環境を整えています。

最近ではネットが発達し、こういった業者の口コミも多く探せるようになりました。また、公式のホームページを持つことがほとんどです。様々な情報を材料に、優良業者を見付けて利用していきましょう。

引っかかっても泣き寝入りしない！法律があなたを守ります

どんなに気を付けていても、やはり巧妙な手口に逆らい切れず、闇金に引っかかってしまうかもしれません。そんな時にはどうすれば良いのでしょうか。まずは以下のことを必ず思い出してみて下さい。

• 違法業者からの借入には返済義務はない
• 既に返済した分を取り返すことができる

違法業者からお金を借り、高金利に悩みながらも返済している人はいませんか？

実は違法業者からの借入は、正規の借入とはみなされず、利用者に返済義務が一切ないのです。

しかも既に返済していた分も、交渉して取り返すことができます。もちろん利息だけではなく、元金も取り返せるのです。

しかし、交渉には非常な困難があると予想して構いません。相手は違法業者、闇金です。元々法律に従わない存在なのですから、法に則った対応をしたところで、まともに反応してくるとは思わない方が賢明です。

そんな時にはぜひ、法律を味方に付けて下さい。具体的には専門家に相談することが一番です。

専門家に相談って？闇金対応に強い弁護士がいる！

自分で闇金と交渉しようとしても、まともに対応されないどころか、もしかすると大変なトラブルに発展する可能性を否定できません。それを防ぐため、最も良い手段としては、闇金の対応に慣れた弁護士に相談することです。

• 弁護士からの連絡で取り立てが止まる
• その後の交渉で返済義務がないことを確認できる
• 返済した分を取り戻してもらえる

個人での交渉では、取り立てに対する強硬な連絡が止まることはまずないと言っても良いでしょう。それくらい闇金はしぶといものです。ところが弁護士から連絡が入った途端、驚くほどに簡単に連絡が止まることが多いようです。

その後の返済や、既に返済した分を取り戻すことに関しても、弁護士に進めてもらった方がよりスムーズに、ストレスなくこなすことができるでしょう。

一人で悩み、ずるずると法外な金利でお金を返し続けるより、お金がかかっても弁護士に依頼した方が、間違いなく良い結果が待っています。

報酬（依頼料）の分割払いに対応してくれていることも多いので、万一の時には必ず専門家に頼って下さいね。

弁護士の探し方は？法テラスや無料相談を活用！

いざ弁護士に依頼するとなっても、一体どうやって信用できる弁護士を探せば良いのでしょうか。最近は金融関連に強い弁護士も増えているのですが、探すとなると中々難しいものです。

そんな時には法テラスや、自治体が開催している無料法律相談を利用しましょう。

対象	内容
法テラス	法律に関する依頼をしたいが経済力がない人に向け、 法律相談や対象窓口、専門家の紹介をしてくれる。
自治体主催の無料法律相談	制限時間（約30分）の中で法律相談に応じてくれる。 専門家を紹介してもらうこともできる。

いずれも相談するだけであれば、報酬は発生しません。無料で相談することができます。紹介された専門家に依頼することになれば、今度は専門家と報酬の話をすることになります。

正直、法テラスや無料法律相談に話をしただけで問題が解決するわけではありません。しかし、今後どのような方法を取れば良いのか、その分野を得意としている弁護士は誰かなどということを教えてもらえます。

法律相談となると敷居が高いかもしれませんが、必ずあなたの役に立つことは間違いありません。いざというトラブルの時には、真っ先に思い出してみて下さいね。

審査が甘い業者は危険！安心のためにも事前に情報収集を！

即日融資＝審査が甘い業者が提供しているもの、と考えていると、思わぬところでトラブルになるかもしれません。即日融資でも審査がしっかりしていることは、今回でご理解頂けたでしょうか。

また、違法業者の存在も気にして欲しいところです。一度関わってしまうと、非常に嫌な経験をすることになりかねません。積極的に情報収集をし、正規業者から適切に借入をすることが一番です。

即日融資が必要で急いでいても、やはり安心が一番です。多少時間がかかることは割り切って、しっかりした業者を見つけ、安全に借入していきましょう。